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値段がつかない

2026年6月21日

今日の写真はセリの終わった直後。
あれ?競り落とされたマグロの頭に
貼られる荷札が一つも付いていませんね?
これ、全部値段が付かなかったんです…
ちなみに荷主さんの名誉の為に申しますが、
このマグロはとても品質の良いものでした。
いわゆる「尾切り」という状態で、
すでに荷主が自社で一度選別済みのもの。
価値が無いマグロを市場に出しても
値段はつきません。
ここからは私の想像ですが、
自社で選別してこう仕分けしたと仮定。
①脂物(縮み脂、並脂)
市場のセリに出荷して一本毎に評価
②鮮度の良い赤身
相対売りか自社加工
③鮮度は並の赤身
現在の状況なら多分自社加工
写真のマグロは①の部類だと思います。
では何故値段が付かないのか?
これはやはり需要と供給の関係かと。
まだお盆商戦までは時間があります。
近海の生マグロのシーズンで、
冷凍マグロの需要が極端に弱い。
いくら良いマグロでも、
ちょっと今はお腹いっぱいです。
というのが各社の本音なのでしょう。
これが来月辺りになると
また様子がガラリと変わってきます。
このマグロはどうするのかって?
大丈夫です。
多分、この後でセリ人と何社かの間で
相対取引で販売されたはずです。
セリでは高く値を付けた人が買うことが出来る。
相対取引では売り手と買い手の双方が
価格に納得出来れば取引が成立する。
ここで必要なのが相場感です。
今、縮みはいくらなのか?
並はいくらなのか?
いくらでだったら仕入れるべきなのか?
そのまま販売する仲卸さんは現物ありき。
見本を見せて、即販売されます。
私達のような場外の加工業者は、
仕入れ後一旦保管して加工します。
業者さんの立ち位置でも、
冷凍マグロの仕入れに対するスタンスが異なる。
色んな方がいるから面白い。
セリで値段が付かなくとも心配ご無用。
相対取引の相場がちゃんとありますから。
ウチも相場なりの仕入れを心がけております。
(でも出来るだけお安くね!)

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