海生水産

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冷凍マグロの良さ

2026年4月19日

今日の写真は生マグロの節(ロイン)です。
先日、静岡市場に入荷していました。
産地はニュージーランド、魚種は天然南鮪です。
しっかりと脂が乗った上物ですね。
遥か遠い南半球から空輸で地方まで届く。
凄い時代になりました。
5月の連休明け位からは日本近海でも
本鮪を中心に生マグロの入荷が増えます。
梅雨の時期に釣れるバチは「五月雨バチ」
といったそうな。
冷凍マグロの高騰とは関係なく、
近海の生マグロは今年も入荷は順調かな?
冷凍マグロ屋には厳しい季節が近づいて来ました。
さて、先週の週末のことです。
地元のスーパーは近海水揚げの生マグロを
チラシの特売の目玉アイテムに。
ところが運悪く入荷が無かったようで、
売り場にはお詫びのPOPが掲示されてました。
生鮮品のチラシあるあるです。
自分も若い頃スーパー勤めでしたので、
内情はなんとなく想像出来ます。
印刷する都合で、チラシの特売アイテムの
選定はかなり早い時期に行われます。
最低でも2~3週間位前が原稿の締め切りです。
各バイヤーは先の入荷状況を考えながら
季節や時期を踏まえアイテムを決定します。
ただ生鮮品は天候の問題が有ります。
青果部ならば低温や長雨等で特売品が入荷しない。
そして鮮魚部であれば、生魚が入荷しない。
このようなリスクがどうしてもあります。
ただやはりチラシで謳う商品は、
季節感のあるアイテムが望ましい。
いつでも手に入る「冷凍物」ですと、
他の競合店と差別化が出来ない。
そういう事情で生マグロを選んだのだと思います。
もちろん「入荷しない場合もございます」と
チラシにも表記はしてありましたが・・・
スーパーや量販店は現在は生マグロの入荷が
有ればその販売を優先。
生マグロは冷凍よりも高く値付け出来る為、
仕入れ値とは関係なく利益が取れるからです。
冷凍マグロはその補足として販売する
という流れが多いように思います。
ただ大手の外食や回転寿司チェーンは、
基本は冷凍マグロです。
店舗オペレーションの面からも、
生マグロ中心に営業することは
非常にリスキーだと思います。
安定した品質のと量の確保が一番大切かと。
このように生と冷凍、どちらも同じマグロですが
販売する側の都合により提供方法も異なります。
冷凍マグロの良さは保存がきくところ。
その良さゆえに、生マグロに販売を先行されてしまう。
弊社が基本的にスーパーや量販店用の商品作りを
あえてしないのには、会社の規模もありますが
このような事情もあります。
冷凍マグロの良さを分かった上で
率先して販売してくださるところ。
そんなお客様に向けて販売していくことに
特化したからこそ20年持ったのだと思います。
これからもこの点は変わらないはずです。

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