海生水産
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メバチの極上脂
2025年10月25日

今日はとても素晴らしいマグロが
あったので思わずスマホで撮影。
予想通り、その日の最高値で落札されました。
これは日本船籍の延縄マグロ漁船が、
南太平洋の好漁場「マーケサス」で
漁獲したメバチマグロです。
見よ、この脂の目が詰まったことを!
白く細かい線、これが脂「とろ」です。
身の端部が縮んでいますね。
これは鮮度が良い証拠。
死後硬直が起きる前に、
船上で凍結された証です。
市場で解凍された後に、
死後硬直が起きているわけです。
このまま食べるとまだ旨味は出ていない。
まるで「ゴム」を齧っているみたい。
半日から一日位、冷蔵庫で寝かすと
あら不思議!旨味がどっと出てきます。
色目は濃い赤ですね。
一説によると、南太平洋のマグロは
南アメリカ大陸に近づけば近づくほど
色目が「濃くなる」と言われます。
チリ沖にある深い海溝から湧き上がる
「湧昇流」の影響だと言われています。
色目は好みが有ります。
薄目が好まれたり、濃い目だったり。
どちらかといえば濃い色目の
南太平洋マーケサス。
マグロ好きならば、ぜひ覚えてほしい。
そんな良い漁場の一つです。
西経南も同じく評価の高い漁場。
特に東京で好まれて評価が高いです
(築地の時代から現在の豊洲市場まで)
メバチの面白さはこれらの
「漁場による品質の違い」です。
セリ場に来ると一目で分かります。
だって漁場毎に全然違いますから!
「百聞は一見にしかず」
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