海生水産

2年前との比較

2025年10月22日

今日は静岡市場の2年前と今を
比較してみます。
上の写真は2年前2023年の10月。
下の写真は今年2025年の10月です。
どうでしょうか？
明らかに上場本数が減っていますよね？
これが今年の冷凍マグロの高値の
原因でございます。
はい、文字通り需要と供給の関係です。
一年の中での最需要期になる年末に向け、
各社の仕入れ意欲が高まるのが
これからの季節です。
特に11月というのが一つのピーク。
冷凍マグロ製品在庫を積み増すのが、
この時期だからです。
実際の販売は12月の後半以降ですが、
一度に生産出来る数量は限られる為
各社少し早めに加工を始めるのです。
これが12月も10日を過ぎた辺りからは
仕入れても加工が間に合わない為、
赤身関係については需要が一旦落ち着く。
逆に脂物に関しては、丸魚売りや
魚屋さんからの上物の需要が
一番伸びてくるのが12月終盤となります。
今年はご覧のように入荷が少なく、
相場高のまま年内は推移しそうです。
2年前の半分から三分の一といった
ところでしょうか？
でも仕方がありません。
その中で品質と価格の見合ったマグロを
仕入加工販売していくしかありません。
「このままマグロ屋でやっていけるのか？」
毎日自問自答しながらセリ場へ向かいます。
何かの答えを探して。
努力するしかありませんね。
辞めたら終わりですから。
負けへんで！

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