海生水産

遂にスソ物が880円に

2025年7月27日

７月25日（金）早朝の静岡市場、
冷凍マグロのセリ場はヒートアップ。
バチ40上の並品（スソ物）の価格が
前日の860円からついに880円に！
先月まではキロ750円だったのに…。
近海の生マグロの入荷は多いし、
初カツオのシーズンも続いています。
並品の価格は安定していましたが、
7月に入ると一転して強含みの展開に。
750円⇒780円⇒800円⇒820円⇒830円
⇒850円⇒860円⇒880円イマココ
小刻みに上げていく展開で、
いつのまにか100円以上も値上がり。
もう900円も目の前に近づいています。
多分このまま行っちゃいそうな気が。
値上がりの理由としては、
「入荷が少ない」が一番の理由かと。
「旧盆商戦が間近」
という面もあろうかと思います。
ちなみに魚自体は全く変わりありません。
大鉢（バチ40上）のスソ物は、
決して良いマグロではありません。
スソ物はあくまでスソ物。
鮮度は良くない、身質はまあまあ。
色はそこそこあります。
基本的にマグロは成長するにしたがって
魚体も大きくなります。
そして大きい方が色もあります。
したがってバチ40上の並品は、
使える並品（＝スソ物）ということ。
回転寿司等の赤身の寿司ネタには
もってこいなんです。
ただメバチ特有の問題はシミ・キズ。
特に並品はその可能性も高いのです。
いくら安く仕入れても、
加工すると結構コストが高くなってしまう。
その理由がこれなのです。
（並品＝スソ物）が高いということは
明らかに供給が少ないということ。
マグロの絶対的な価値からすれば、
やや割高に思える現在の相場です。
とりあえずお盆明けまで様子見です。
それでも相場が高値安定ならば、
相場なりに仕入れて
加工販売していくしかありません。
上がったものは下がる。
そういう局面も考えられますしね。
正解はそう簡単にはわかりません。
しばし静観することとします。

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