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お米の問題と冷凍マグロ

2025年6月9日

お米の高騰の問題は、
ついに政府の備蓄米放出という
異例の展開となっています。
ここ最近はスーパーの売り場にも
急に様々な種類のお米が並ぶように
また環境が変化していますね。
とあるネット番組からの受け売りですが、
どうも「コロナ禍とその後の対応」
に問題があるようです。
私は冷凍マグロを長らく販売して来ました。
お米と冷凍マグロの共通点として
「保存が出来る、保存して販売する」
「需給の関係で価格が決まる」
この二点が挙げられます。
まあ後者はほぼ全ての商品に
言えることではありますが…。
2019年の収穫期である9月から、
お米の民間在庫は対前年比で増え始めます。
コロナ禍で思い出してほしいのが、
「緊急事態宣言」です。
あの時、外食産業は大打撃を受けました。
そしてお米の流通も止まったのです。
2020年、2021年、2022年の収穫期9月までは
お米の民間在庫は総じて余り気味。
需要と供給の関係により、
お米の価格は低迷します。
すると米農家はどうするか?
国から奨励金が出る「飼料用米」の栽培に
食用米から変更したのです。
実際に飼料用米の作付け面積は、
この数年格段に増えています。
コロナ禍が収束し、経済活動が活発になり
外食産業のお米の消費も復活。
そこに2023年の猛暑による影響が重なります。
元々の作付け面積が減っている上に、
作柄も良くない。
2022年9月以降は現在までずっと、
お米の民間在庫は対前年比割れ。
この状態が続いているのです。
2023年の段階で、民間のお米の消費者団体が
与党野党に族議員や農水省に
陳情に行ったそうです。
「このままではお米が足りなくなる」
しかし、議員達もお役所も
全く聞く耳を持たなかったそうです。
「お米の価格が高値で安定しているから良い」
これが全て本当だとしたら、
明らかに政府と役所の失策だと思うのですが。
日本人にとって最も大切な主食、お米。
自然相手ではありますが、
冷凍マグロの漁獲量とは違い
お米の作付け面積はコントロール出来るはずです。
備蓄米の安値に踊らされることなく、
今回の問題の本質とは一体何なのか。
いち国民として非常に重要な問題だと考えます。

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