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これでねぎとろを作ります

2025年4月8日

今日の写真はメバチマグロのとろサク。
4月に入ってからせり場で仕入れた、
メバチマグロの脂物を加工しました。
今回はこのメバチを丸ごと全部、
「ねぎとろ」にしてみようと思います。
このあと、このお刺身を試食しました。
あっさりとした脂で、とても美味です。
お刺身でそのまま食べて美味しいのに、
なんでねぎとろにするの?
勿体無いじゃない?というご感想が
聞こえてきそうですね。
はい、私もそう思います。
これは弊社の新しい商品作り、
新商品へのチャレンジなのです。
ずっと前から考えていたアイデアでもあります。
それは「メバチの脂物を細かくして
文字通りのとろたたきを作る」ということ。
基本的にどこの会社のねぎとろも、
原料は「赤身」のまぐろです。
これを細かく砕いて油脂を混ぜる。
これがいわゆるねぎとろ製品です。
メバチやキハダ、びんちょうなど。
メーカーによってはこだわりの原料を
使っているところもあります。
「本鮪入り」とか「南鮪だけ」とか。
「蓄養本鮪のみ」という商品まであります。
「海生さんでもねぎとろの取り扱いを
ぜひご検討ください」というリクエストを
静岡市のふるさと納税担当者から頂戴しました。
静岡市市内でねぎとろ加工を行える業者さんは、
皆さんすでにふるさと納税の返礼品として
ねぎとろを出品されています。
実際にとても人気だそうで、
お隣の焼津市と同様に静岡市でも
「ねぎとろ」の取り扱い業者を増やしたい。
そのお気持ちはよく理解出来ます。
ただ社長と私の二人だけの会社では、
製造を丸ごと外部委託してもらうしかない。
今回は運良くそのうちの一社が、
ねぎとろ加工を引き受けてくださいました。
いわゆるプライベートブランドとして、
ウチの原料で作ってくださることになりました。
ありがとうございます。
どうせ作るなら、ウチらしいねぎとろを作りたい。
そこで思いついたのが「せり場のメバチのとろ」。
この原料だけでねぎとろを作ったら、
美味しいんじゃないかと。
そして私が選んだマグロだけで作れば、
他社とは違うものが作れるはず。
決して安くは出来ませんが、
価格競争してもしょうがない。
数量よりも品質と味重視。
いくつか試作品を作ってみて、
これだ!という商品にしたい。
20年目の新たなチャレンジです。

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