海生水産

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本鮪vs南鮪

2025年2月16日

メバチの赤身サクの加工から始まった、
弊社の冷凍マグロ製品。
原魚の段階から良いマグロにこだわりたいと、
市場のセリ場での仕入れが始まりました。
メバチの赤身だけにとどまらず、
次はメバチの脂物を手掛けます。
今度はそれ以外の魚種もという事で、
天然南鮪そして天然本鮪もと
取り扱い魚種が増えて来ました。
年末商戦で一番問い合わせが多かったのが
「本鮪と南鮪、どっちが美味しい?」
という質問でした。
うーん、これって一番難しい質問だ…。
回答を間違うとマグロ屋としての
信頼を失いそうです。
もちろん味の好みは個人差があります。
「大間の本鮪」とか「ケープの南鮪」など
水揚げ港や漁場がブランド化しています。
二つとも個体差が激しい魚種です。
蓄養物も天然物も、生も冷凍もあります。
なので非常に選択肢が多い勝負です。
ですのでここからはあくまで
「傾向」としてお聞き下さいませ。
(本鮪の特徴)
a.コクがあり独特の風味が有る
b.鉄(血)の味がする
c.マグロの中で最も魚体が大きくなる
(南鮪の特徴)
d.ネットリ感と甘味が強い
e.脂の層と赤身の層がはっきり分かれる
f.本鮪のよりはひとまわり小さめ
これらの特徴にプラスして、
本鮪は日本近海でも漁獲される為、
生の状態で流通する事も多い。
南鮪は南半球で漁獲される為、
生の状態での流通は本鮪より少ない。
ただ近年は旬の夏場にニュージーランド等から
生の天然南鮪の入荷が増えています。
以下、上物の生鮪も手に入ると仮定すると
(本鮪の美味しさランキング)
①旬の近海の天然本鮪(生)
②北大西洋産天然本鮪(冷凍)
③地中海産天然本鮪(冷凍)
それプラス、下記の蓄養物もあります。
蓄養物と天然物は比較のしようがありません。
④国産蓄養本鮪(生)
⑤輸入物の蓄養本鮪(冷凍)地中海等
本鮪については、昔と比べると
蓄養物の風味も良くなっていますので
天然vs蓄養はお好みでどうぞ…。
(南鮪の美味しさランキング)
⑦アフリカ産(ケープ西沖)天然南鮪(冷凍)
⑧オーストラリア産(シドニー、フリーマントル)(冷凍)
⑨ニュージーランド産天然南鮪(生)
⑩オーストラリア産蓄養南鮪(冷凍)
南鮪については生鮪の極上品は有るにせよ、
概ね冷凍の一級品が上ではないかと。
蓄養物は明らかに落ちると思います。
若年魚で魚体も小さいですし。
さてこれらの中で順位を決めることが出来る方が、
一体どれだけいらっしゃるのでしょうか?
想像するに豊洲市場のマグロ専門の
仲卸業者さんが一番詳しいと思います。
多分、生と冷凍どちらも扱いますから。
そうなるとやっぱり生マグロが上かな?
または市場のセリの担当者ですかね?
彼らはとても詳しいはずです。
豊洲市場には世界中から
その時の旬のマグロが集まりますから。
生マグロについては豊洲がNo.1です。
私も全てを食べ比べた事はありませんので、
全く説得力がありません。すみません。
「本鮪vs南鮪」の答えは?
究極は「その方の好み」としか言いようがない。
傾向としては、やはり高いものは美味しい。
本鮪なら旬の近海物が最上。
南鮪なら旬の冷凍物の上物。
この二つは食べ比べた事がないので分からない。
これが本音でございます。
「海生のマグロはどっちが美味いの?」
もちろんどちらも美味しゅうございますわよ!
「とろ」が好きな方なら天然南鮪を。
「赤身」も好きなら天然本鮪を。
それぞれおススメいたします!

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